THORN 3rd ALBUM "棘。時に苦悩..."














千葉のハードコアモンスター、THORNが結成10年という節目に最高傑作「棘。時に苦悩...」をリリース! THORN史上最強のバックだからこそなし得た楽曲に、アジテートしながらも表現力を増したGIANのボーカル。 超強力作「棘。時に苦悩...」のリリースを控えるTHORNを代表してボーカルのGIANにバンドの結成からこの3rd ALBUMに至るまでを二回に分けて話していただきました。 インタビューを読んで少しでも興味を持っていただけたら是非このアルバムを手に取ってみてください!
BxAxNx(TILL YOUR DEATH RECORDS)


■結成10周年、それから3rd ALBUMの発売おめでとうございます。
THORNをこのインタビューで初めて知る人もいると思います。
まずはじめにバンド名の由来と結成のいきさつを教えてください。


GIAN: ありがとうございます。
2004年頭に僕がやっていたバンドが解散した同じ頃、ベースのNutFaceがやっていたバンドのボーカルが脱退して、以前から交流があったんで入らないか?って誘いがあったんです。 柏のミスドかなんかで話したんですよね。笑 加入ではなく名前も変えて新しいバンドならという形で話がまとまり始まりました。
当時は月に一本とかライブするぐらいの活動なんて言ってたメンバーだったのでユルいバンドのつもりでした。
他にデスメタルバンドをやっていて、そちらがツアーなどガンガンやるバンドだったんで、そのくらいのスタンスだったんです。 (注:GIAN君が当時やっていたデスメタルバンドはDEFIANT MANNER。デモテープを1本出している) バンド名はメンバー皆が好きだったBIOHAZARDの曲からですね。
今でもHELMETとかMACHINE HEADとかVISION OF DISORDERとか、あの時代のハードコア、メタルが好きですね。

■今回のインタビューはかなり突っ込んで聞いてくださいと言われています。
GIAN君やNutFaceさんがやっていた当時のバンドのことも気になるリスナーはいると思いますので是非バンド名等も教えてください!


GIAN :なるほど。笑
当時はgodivisionというバンドでした。
AFTeR SHOCKとか今のメタルコアのはしりみたいなのが好きでしたね。 それからIRATEとか好きでBEATDOWNとか後半は意識してましたね。笑
他のメンバーは今、preparation setってレゲエのバンドやってて、リー・ペリーが来日した時にオープニングアクトとかしてて頑張ってますよ。
NutFaceのバンドと言うかTHORNの前身バンドとなるONE AGAINST ALLはEARTH CRISISなどに影響された様なバンドでした。

■結成した2004年に二曲入りDEMO CDを出した後、INCLUSIVE inc.を立ち上げてV.A.をリリースしていますが、このINCLUSIVE inc.というレーベルはTHORNのメンバーがやっているレーベルなのですか?

GIAN : もともと、僕がバンドマンではなくイベント制作やDJから音楽の世界に入って来ていて、それが16年前に始めたKEEP ON SMILINGというイベントだったりしています。
その延長線上にINCLUSIVE inc.というモノがあって、THORNの活動とは別で考えています。
以前はINCLUSIVE inc.という団体で企画もしていましたが、今は僕個人でCDのリリースのみの活動ですね。

■そして2006年その後のTHORNの活動に大きな影響を与えることとなるSTRAIGHT UP RECORDSからリリースされたHARDCORE BALL7に参加することになります。
これはどういうことで参加することになったのですか?


GIAN : 新宿LOFTで行われたSTRAIGHT UP NITEを見に行ったんです。
KEEP ON SMILINGにSLANGを誘いたくて面識もなかったんですが、KOさん見つけてDEMO渡して話して。
それから数日後ぐらいに音源の話が来たんです。
最初は怖かったすよ。ビビりながら声かけましたもん。
その後のやりとりは、メールも絵文字とか使うしKOさんもイメージと違うなと思いました。笑


 



■そして何枚かのV.A.の参加を経て、2008年ついにバンド名をタイトルにした1st FULL ALBUM「THORN」をSTRAIGHT UP RECORDSからリリースすることとなります。
これはKOさんの方からアルバムを出さないか?と話がきたのですか?

GIAN : KOさんはハッキリとは言わないんです。笑
やるならヤレ。ぐらいの感じですかね。
言葉にする事が難しいんですが、俺について来い的な雰囲気が出てるんですよね。
自然な感じなんですよ。
出すとか出さないとかの次元じゃないと言うか。
それがSTRAIGHT UPです。笑

■先ほどTHORNの前身バンド「ONE AGAINST ALL」の名前が出ましたが、HARDCORE BALL8、またこの1st ALBUMで同名の曲が収録されています。
これは前身バンドを意識して作った曲なのですか?

GIAN : そうですね。
ONE AGAINST ALLは「何者にも屈しない」と言う意味を込めてるんですがこの精神は結成から変わりませんね。
ハードコア自体が、そういう精神ではあるとは思うのですが、常に疑問を持って自分の信じる事をやるだけです。
ただ前身バンドのことを意識はしましたが、関連はなく結成してから2年以上経ってから作った曲です。



■クラブチッタ川崎で行われたPUMP UP THE VOLUME FESTIVAL 2009でSHAI HULUD 、PARKWAY DRIVE、DEATH BEFORE DISHNOR、FORDIRELIFESAKE、TRASH TALK、CARPATHIANなどの海外のバンドと一緒にやっていますが、その他にも海外のバンドの来日公演に出演していると思います。
今までどんな海外のバンドと一緒にやりましたか?
また海外のバンドとやって影響を受けたりというのはありますか?

GIAN : 同じイベントに出た。一緒にやった。というだけなら挙げきれないぐらいやりました。
SNUFF , SICK OF IT ALL , AGNOSTIC FRONT , EXTREME NOISE TERROR, THE CASUALTIES , H2Oなどなど誰もが知ってる様なバンドとも共演させて貰いました。
でもやはりそれは、ただ一緒のライブに出ただけですね・・・汗
まず僕らが初めてツアーサポートしたのが「KILLING TIME」。
NYHCのレジェンドバンドとあって緊張と興奮のツアーでした。
全てが初めてだらけなので、メンバーで喧嘩もしましたし、大変だったのを覚えてます。
その後にDEATH BEFORE DISHONOR , HOODS , BORN FROM PAIN , FULL BROWN CHAOSとツアーサポートがあったのですが、それも大好きなバンドばかりだったので本当に最高の時間でした。
皆、ストイックで真面目なバンドばかりだったのですが、HOODSだけはブッ飛んでて、噂通りボーカルのマイキーはクレイジーで刺激的なツアーでしたね。
世界で活躍するバンドは、これぐらいストイックじゃなきゃダメなんだ!と思いつつもHOODSみたいにクレイジーでも良いんだなと思います




■海外といえば韓国やフィリピンでもライブをやっていると思います。
みんながみんな海外でライブをする機会に恵まれるわけではありませんので、どんな経緯で海外でライブをすることになったのか教えてください。
また実際海外でやってみてどうでした?


GIAN: 韓国に関してはGMC recordsを通して交流があります。 彼らが日本によく来ていて僕らのライブを見てくれたりで知り合いました。 STRAIGHT UPでも繋がりがあったので。 フィリピンはONE VOICE RECORDSのアニスと、うちのベースのNutFaceがSNSで連絡取り合ってという感じですかね。 INCLUSIVE inc.でリリースもあるEVERYBODY'S ENEMYも交流がありますし、MEANINGもコンピに参加してたりとONE VOICE RECORDSが日本に興味をしめしているのもあると思います。 どちらの国も音楽的に発展途上な印象を受けました。 でも熱意とか純粋さとか素晴らしいなと思います。 これは僕らも見習わなければならないと思います!

■2010年には2nd FULL ALBUM「BABEL」を1st ALBUM同様STRAIGHT UP RECORDSからリリースしていますが、BABELというタイトルに込められた意味とアルバムのコンセプトを教えてください。 またBLACK FLAGのMY WARのカバーが収録されていますが、なぜこの曲を選んだのでしょうか?

GIAN :バベルの塔は神に近づきたいと思う人間の欲望。
このアルバムは生きていく中で生じる矛盾とかを強く歌っています。
BLACK FLAGは単純に好きなだけです。
MY WARはアルバムのコンセプトと合うかなと思い。
BABELに収録したBLACK SHEEPという曲は今のスタイルの元になったと思ってます。
当時、大学生が大麻だか薬物所持とかで逮捕されたみたいなNEWSがあってTVで見てたら、MINOR THREATのTシャツ着てるんですよね。
面白かったんでそのまま歌詞にしましたww
あとはEVERGREEN。
この曲はNutFaceの親父さんが亡くなった時に作った曲です。
THORNで唯一のラブソングです。
それも生きるという事ですよね。
それをBABELという物語に例えて表現したアルバムです。


■この2nd ALBUMのツアーを終え、GIANがステージ上でサンプリングを操ったりとTHORNは音楽的な意味で変遷期を迎え模索しているかのような期間に突入したようにリスナーとして思えました。
バンド内ではこの時期はどんなことを考え、どういう状態だったのですか?


GIAN : 2011年に大きな地震がありました。
この時に考えなければならない現状がありました。
もちろん世の中、不幸な事も沢山ありましたが、僕自身どう生きてきたのか?これからどう生きていくのか?と考えました。
自分がやりたい事とやっている事のギャップに悩み、音楽とは何かと苦しみ。 空気を読み、他人や環境にあわせて生きている事に葛藤しました。
ハッキリ言って、良くも悪くもない「普通」でしかない音楽をダラダラやってる様な気がしたんです。
いつ死んでもわからない様な人生なんだったら、無駄に使う時間なんてないし、自分のやりたい事を100% 出せる様な事がしたいと思ってます。
おそらく今でも、THORNは何がやりたいんんだ?とかTHORNはハードコアじゃない。
とか思ってる人もいると思います。 身内からも聞こえて来るので僕の思い込みではないですよwww
僕も基本は保守的な人間なので、少しづつ順序よくやってるつもりですし急には変わってません。
むしろ、今でも結成から変わらない怒りや矛盾を歌詞にブツけてますし、曲も要素が増えたのはありますが何も変わってません。 聞いて貰えればわかると思います。
全て日本語にした事によって、HIP HOPを意識してるのかとか、ミクスチャーなのかとか言われたりします。
正直、心外なんですよね。僕らはハードコアでありROCKバンドである訳ですから。
もちろんHIP HOPも好きですし、企画に出て貰ってます。 しかし、HIP HOP文化が好きなのではなく表現者として好きな感じです。
もともと日本のROCKにおいて言葉のチョイスだったり遊び方だったりニュアンスだったりメッセージだったりある訳です。 それがTHORNで、僕の言葉で出したいんです。 変わったとすれば、どう生きていくか。
どう音楽と向き合うか。それだけです。
ハードコアという音楽のバンドが、どう世の中に表現するのか。それがやりたいだけです。
僕らの事が、好きでも嫌いでもそれは自由だと思います。
「普通」じゃないのでそれは当たり前の事です。
僕の思いに着いてきてくれたメンバーには本当に感謝してます。


 

■そして2012年新たなスタイルを模索しながら、MINI ALBUM「SUPER CYNICAL」を自主でリリースします。 なぜこれは自主でリリースしようと考えたのですか? というかこれ品番を見るとNutFace(ガンクリ)レコードの略ですよね?笑

GIAN : 地震の直後、KOさんからHARDCORE BALLの話を貰ったんですね。
3/20に札幌に行った時。
すぐさま僕らは、世の中の怒りと明日への希望を込めて「PRAYER」という曲を作りました。
その曲で参加するつもりだったんですが、なかなかリリースされず曲もナマモノだと思ったのでその年の夏に出演したSHIBUYA CRASHで配布しました。
そのままで終わらすのも嫌だったんで、数曲増やしてシングルみたいな感じで出そうと思ったんです。
KOさんにもシングルを自主で出させて欲しいと相談しました。
しかし、曲が順調に順調に完成し、結局6曲となりミニアルバムとなった次第です。
NutFace(NutFace)レコードは全く意味はありません。
ノリですww
INCLUSIVE inc.もメンバー解散して僕が1人で継続して行く様な形だったので、INCLUSIVE inc.自体を無くしてしまおうと考えていた時期でもありました。
流通もしないと決めていましたし、DEMO以来の完全に自主制作盤としたかったんですよね。



■2012年8月に姫騎士オフラインというアイドルとの合同イベント、さらに同イベントで姫騎士オフラインとコラボした曲を販売していましたが、どういった経緯でこのようなことになったのですか?

GIAN : 姫騎士オフラインは、ドラムのラーズがサポートメンバーだった繋がりですね。
僕がアイドルやヲタク文化なども好きなのもあって共演となりました。
現在、姫騎士オフラインは解散となって音源も廃盤なので持ってる人はかなりレアですww
名曲なんで聞いて貰いたいですけどね・・・

■言い方はあれかもしれませんが、THORNというバンドの出来上がったスタイルから音楽的に脱却するとともに活動に関しても船上でのライブや新木場1st RINGでのプロレスやお笑い、HIP HOPなどとのイベント等々かなり自由度が出てきたように感じました。
これは意識的な変化だったのでしょうか?

GIAN : これも先ほどと重複してしまいますが、いつ死ぬかなんてわからないので、やりたい事は全部やる!!って事です。
僕は音楽もハードコアだけ聞く訳じゃないですし、趣味もいろいろあります。
音楽=自分なんで、僕自身を音楽で表現出来れば良いなと思ってます。



■THORNを語る上でTHORN BALL MANというTOYを避けて通ることはできないと思います。
これはいったいどういうことから制作されることになったのですか?

GIAN : もともと玩具が大好きなんです!
今でも茨城に住んでますが、茨城県つくば市に「CURE」という玩具屋さんがあって普通にお客さんでした。
そこでオーナーでもありデザイナーでもあるUO氏と出会いました。
彼もバンドマンである事から意気投合し御飯を食べにいったり、気が付けばTHORNで産休のNutFaceさんのヘルプでベースを弾いたりで本当に助けて貰いました。
そんな中、生まれたのが「THORN BALL」というキャラクター。
80's TOYのMADBALLの様な顔だけのモンスター玩具です。
その後に身体が付き「THORN BALL MAN」となった訳です。
ANTHRAXなどもNOT MANなどのキャラクターがあるじゃないですか。
うちもあのくらい愛されるキャラクターになれば良いなと思ってます

 

 


■2014年に入ると愛媛のスラッシュメタルバンド、NN〜DURAとのスプリット CDをリリースします。
意外な組み合わせのようにも感じたのですが、なぜNN〜DURAとのスプリットCDをリリースしようと思ったのでしょうか?


GIAN: お互いに存在は知っていて2013年11月に長崎で初のタイバンという感じでした。
ハードコアとメタルという違いはあれど、影響を受けた90年代のバンドは同じで、ハードな音楽の中に独自な要素を入れるという考えは似てると思います。
やり方は違えどハードコア、メタルのリスナー以外にも音楽を伝えたいというスタンスは凄く共感したと思います。
僕とNN〜DURAのボーカルのみやちゃんが同い年だったのも大きな要因だと思いますね。
僕は気になる人には直感でラブコールしますw

■さらにDEAD ROSEというジャンルレスなイベントを立ち上げました。
これはどういった趣旨のイベントなのですか?


GIAN :表向きの話をすれば、僕らの企画名義がSUPER CYNICALと言います。
僕らとインタビュアーのBxAxNさんのTILL YOUR DEATH RECORDS、そして実弟でもある、ちくわ朋彦の夜道レコードの主催のイベントになります。(注:ちくわ君は元BREAKING POSITION)
僕の人生の中で、音楽が大好きな2人(音源の買う頻度や探究心など)と音楽愛の詰まったイベントをやりたいと始めました。
ジャンルとか今まで誰かが作り上げた奇麗なバラの様なものは僕らは好きじゃないし、僕らが作る事の出来る物は壊れているかもしれないけど、いつか新たな花が咲くときが来るのを信じています。
誰かが作った奇麗なものより、何もなかった所に花を咲かせたいんですよね。
そんな音楽好き3人の自己満足で終わらせないイベントにしたいと思ってます。
もちろん、これがTHORNの活動のスタンスでもあります。僕らはハードコアではありますが、どんな音楽とでも 勝負する準備が出来ました。
2015年も、有り得ない組み合わせが存在するかもしれません。
そこで僕らも勝負をします!


■そしていよいよ満を持して3rd ALBUM「棘。時に苦悩...」のリリースを迎えます。
タイトルが凄く気になるのですが、どういった意味が含まれているのでしょうか?


GIAN : 1st ALBUMは「st」すなわち「THORN」と言う事です。
コンセプトもなく、コンピレーションなどに入った曲など含んだ結成からの音源を集めたもの。
単純に挨拶代わりのアルバムでした。
2nd ALBUMは、先ほど言った通りの「BABEL」という物語を自分達の生き方と重ねてみました。
そのあとのミニアルバム「SUPER CYNICAL」はタイトル通り、日本語に拘り怒りを皮肉まじりに6曲歌いました。
そして3rd ALBUM。
僕らはそれを全て含んだ集大成だと思っています。
むしろ僕らの全てという事で「THORN」と打ちたい所でしたが、1st ALBUMで使用しているのもあり、だったらTHORNの意味でもある「棘」「苦悩」を使いたいと考えた次第です。
名前の由来ですが、「棘」の攻撃性と「苦悩」という感情の表現を重視したバンドにしたいと結成時から大切にしています。
このアルバムももれず、攻撃性と僕の心の闇が最大限に表現出来たと思っています。


 

■アルバムに収録されている1曲1曲がかなりバラエティにとんでますよね。
1曲ずつ簡単でけっこうですので、解説していただけますか?


GIAN :
01.St Я Anger
自分だけは死なない。自分だけは特別。そんな現実を傍観する人間。誰かの作った情報に操作されクソもミソも同じみたいな。

02.ハニーマスタード
はたして必要なものはどれだけあるんだろう??何が自分にとって必要なものなのか??無駄なものは素晴らしい。

03.BLOOD PIT
血のモッシュピット??ww
想像におまかせします。ブラピ☆

04.F.T.T.W FUCK THE
"つるみ" WORLD!! 集団が不安を消してくれる〜。かたまりが俺を安心させる〜♪ byキミドリ (注:キミドリの1st ALBUM「キミドリ」に収録されている「つるみの塔」に出てくるリリック)

05.MILK
コンプレックス 120%ソング。ネガティブを力に。

06.ALALA
あららら〜。馬鹿は一回死にましょう。

07.自己嫌悪
心の闇。そして反面教師。

08.DESTROY NOTHING
悪ぶっても良い人なんだろ?ww

09.Darkness Hollows
僕らの知らない所でうごめく影。こんな世界に誰がした??

10.POISON
NutFaceの小六の卒業文集。ノスタルジー!!!

11.DIE CAST

音楽感。どうやって生きていくのか。その先へ続く。 。



■今回SxOxBやTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのアートワークで知られるyossie Thrashgraphics氏がジャケを手がけていますが、どのような経緯でお願いすることになったのでしょうか?

GIAN : もともとデザイン関係は大好きでアート本など良く買います。
HARDCOREアートワークのレジェンドであるyossieさんは昔から大好きでした。
恐れ多くも連絡させて頂き描いて貰った次第です。
実は玩具のCUREとも交流がありそれもあります!!!
今回のCDは全てに凝っており、ジャケットに文字要素はありません。
これも1つの作品です。
デジタルが主流の時代だからこそ、モノにこだわって作りました!!

■一足先に聴かせていただきましたが、完全に新しいスタイルを確立した迷いを振り切ったアルバムのように感じました。
それでいながら1st ALBUMから通して聴くと、それほど違和感がないことに気付きます。
結成時から一貫しているなにかを感じるのですが、バンド内で具体的にあれば教えてください。
また逆に今までとは意識的に変えたというところはありますか?

GIAN : 90年代の音楽が好きというころは根本的に変わっていませんww それはハードコア、メタルだけじゃなく日本の音楽も全ての音楽ですね。
あとは自己満足で終わらせずPOPな曲にしたいなと思ってます。
POPと言うと可愛いとかそういう意味で取られがちですが、そういう意味ではなく伝わりやすい曲?
そういうと勘違いされますが、その辺を見せない様にギリギリな所をやるのが僕らのやり方ですかね?笑
ハッキリ言って、楽曲は何も変わってないんだと思うんです。 歌が全て日本語になって、僕が好き勝手に叫んでるだけだと思うんですよね。
90年代って渋谷系音楽とかHIP HOPもPUNKも沢山、影響受けました。
10代の多感な時だったんで。 その音楽感は今でも続いてて、ハードコアもメタルもその一部なんです。 アイドルやアキバ的な文化もロキノン系もサブカルも積極的に聞きますし、今の音楽がどんな風になっているかなど興味があります。 それを全部、THORNというバンドに全部ブツけてみたのが今回のアルバムです。 きゃりー◎みゅぱみゅからカーカスのファンまで対応出来ると思ってますし、僕は電気グ◎ーヴになりたいと思ってますww

 

 


■結成時からメンバーの入れ替わりがあると思います。
このアルバムに参加したメンバーについて紹介してもらえますか?


GIAN: まずオリジナルメンバーは僕とベースのNutFace。
ドラムは1stからLAAZ。
そしてギターはGhouls Attack!のHINO。
もともと彼のギタースタイルが好きで口説いてみました。
そしてもう1人は元METAL SAFARIのベースのJUNxxx。彼は本当に多才でギターも弾けるので、そこも見て欲しいですね。

現在、最強の布陣だと思います。
演奏もステージもwww。

■このアルバムにはかなり多くのゲストミュージシャンが参加しています。
どういう繋がりでどういう方が参加しているのか教えてください。


GIAN : まずVLUTENT RECORDSの首謀者・VOLO君。
今までもイベントにも沢山出て貰ってます! 僕もHIP HOPなど好きで聞きますが、今やばいラッパーの1人でもあります。
VOLO君が住んでいるのが千葉県の松戸市なんで近所でもあるんですよねww
星咲 優菜ちゃんはSLANGのライブで友達になって、彼女の才能だったら何でも出来る気がしたんです。
直感とノリですね。でもMVも含め、想像以上に良い物が出来たと思ってますよ。
まさし君(功)は本当に素晴らしいキャラクターのボーカリストですね。本当に凄い。 功のライブはエンターテインメント。
それとNN〜DURAみやちゃんと全部をミックスさせてみたかったんです。
Ina君(IN FOR THE KILL、exMETAL SAFARI)は同世代で考え方もライブも本当に尊敬出来る。
そんな人と曲を書いてみたかったんです。 あの曲に思いを全部ぶつけてみました。
早くライブしたいですね。



 

■今年2014年はバンドが結成されて10周年の節目の年になります。
10周年を振り返ってどうでしたか?


GIAN :早かったですね。 駆け抜けました。
10年間ひと月でもライブをやらないなんて事は無かったですし、企画もガンガンやりましたし、音源もコンスタントに出しました。
僕のワガママに付き合ってくれたNutFaceには本当に感謝してます。 逃げ出す方が普通だと思いますww
不思議と楽しい事や、探究心とか、アイディアは尽きないんですよね。
常に面白い事を探しています。
閃きや直感とかこれからも大切にしたいですね。
やりたい事が出来たら突き進む。
障害があるなら越える手段を探す。 その繰り返し。
詰めが甘いのが僕の悪い所ですが。。。
これからも、それなんだと思います。
でも不器用なバンドでしたね。 変な所でプライド高かったりww 。



■10月12日に恵比寿AIMでワンマンライブが開催されます。
話せる範囲でけっこうですので、どのようなイベントなのか教えてください?

GIAN : ワンマンに関しては「THE☆LIVE」という感じです。
一部は今回のアルバムのレコ発。
二部は結成10周年という感じです。
KEEP ON SMILING 2014と銘打ってますが、去年までの流れではないです。
PARTY的なものは去年で終了しました。
KEEP ON SMILINGの元々の開催の意味は、一年間の活動の集大成。そして翌年に繋がる事。
今年一年アルバムの為に動きましたし、このワンマンからツアーがスタートします。
今まで、いろいろと着飾ってきましたが、シンプルに小さなライブハウスで「THORN」というモノをジックリ見せます。
(注:スペシャルゲストとしてクリトリック・リスの参戦決定!)

■最後にこれを読んでくださっている方々に一言お願いします。

GIAN : 最後まで読んでくださってありがとうございます。 僕らの様なやりたい放題のバンドがなんでSTRAIGHT UP RECORDSなんだ?って思う人もいるでしょう。
手段は違えど、僕らも本気で音楽をやり楽しんでます。
そしてハードコアを背負ってます。
今回のアルバムは僕らの思うPOPでダークな音源に仕上げました。 魂を惜しみなく全て注いだつもりです。
この曲達は自分の分身と思える程です。
今は無機質な物や人ばかりの時代だと思います。
僕はそれが苦手です。 このアルバムは好き嫌いが出ると思ってます。 人間も好き嫌いあって当然だと思っています。 本当の意味で、どんなアルバムなのか、どんなバンドなのか覗いてみて下さい!
どんな生き方をしているのかわかるんじゃないかと思います。 宜しくおねがいします!

STRAIGHT UP !!!!!!!